これってナニ?この違いはナニ?素朴な疑問を解決!

「カレー南蛮」とか「チキン南蛮」や「南蛮漬け」の南蛮とは?

「カレー南蛮」とか「チキン南蛮」や「南蛮漬け」の南蛮とは?

カレー南蛮そば

 

そもそも「南蛮」とは大昔の中国で生まれた言葉で差別用語でした。中国は世界の中心だという中華思想からきており、「自分達の回りの国や人はみんな野蛮だ!」と言う考えです。
中国からみて南の方の野蛮な国を「南蛮」と言ったのです。

 

その後、日本で海外貿易が始まると外来物(異国から来た)を意味する言葉に変わっていきました。

 

また、インド料理やタイ料理、スベイン料理など外来の洋料理も南蛮料理と呼ばれ、ついには外国人を南蛮人と呼ぶようになったのです。「南蛮人」という言葉は時代劇によく出てきますね。

 

お蕎麦屋さんには「鴨南蛮」や「カレー南蛮」ってありますよね。ここで言う南蛮は「ネギ」のことです。たとえば「カレー南蛮」と「カレーうどん」の違いは、長ネギが入っているのが「カレー南蛮」で玉ねぎを使っているのが「カレーうどん」なのです。

 

ネギの他に唐辛子も南蛮と言われていますので、「南蛮漬け」は唐辛子が入っているからなのです。

 

そして「チキン南蛮」ですが、もともと鶏唐揚げを南蛮酢に漬けたところから来ています。しかし、最近は単なる甘酢漬けが多いので本来のチキン南蛮とはちょっと違ってきています。

 

今度「チキン南蛮」を食べて、甘酢だった『唐辛子が効いていないぞ!』と言ってみては…(^_-)-☆

 

 

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