缶コーヒーなどの表示で「コーヒー」「コーヒー飲料」との違いがあるのは何故?

缶コーヒーの表示をよくよく見てみると、「コーヒー」「コーヒー飲料」「コーヒー入り清涼飲料」と商品によって表示が違うことに気付いた方も多いと思います。

 

それぞれ飲んでみても見た目も違いが判らないですが、これらは業界に設置されている公正取引協議会が定めている「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」に基づいて、明確に種類分けされています。

 

これによる分類基準は、内容量100g中に含まれる生豆の分量です。焙煎前のコーヒー豆がどれだけの使われているかが、商品表示の違いとなっています。

 

内容量100g中の生豆の量は、
「コーヒー」:は5g以上
「コーヒー飲料」:2.5g〜5g
「コーヒー入り清涼飲料」:1g〜2.5g

 

このようなわけで、一番濃いのがコーヒーで、薄いのがコーヒー入り清涼飲料となります。

 

また、カフェインレスコーヒーは「コーヒー入り清涼飲料」のひとつです。カフェイン成分を90%以上除いたコーヒー豆で抽出した場合に該当します。

 

さらに「カフェオレ」なども上記の生豆の割合で区分されるのは同じです。ただし、乳固形分が3%以上含まれると、「コーヒー」の肩書きは外れ、「乳飲料」と表示されます。

 

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