焼き飯、チャーハン(炒飯)、ピラフこの3つの違い
チャーハン(炒飯)
エビピラフ
まず「チャーハン(炒飯)」ですが、誰でも知っている通り中国が発祥の中華料理ですね。炊いた後のご飯を塩・コショウなどの味をつけて炒めていきます。
チャーハンはどこの家庭でも作られていますね。あなたも一度は作ったことがあるでしょう。具材はそれぞれ工夫を凝らしていると思います。玉子、ネギ、焼豚、ハムなどを入れているでしょう。昔は「ナルト」(赤い渦巻きが入っている練り物)が定番でしたが、最近は使う人はいなくなったようです。
チャーハンは日本では一番ポピュラーな中華料理ではないでしょうか。料理番組やレシピ本などでも多数紹介されています。パラパラに仕上げるコツだとか隠し味など色々紹介されていますね。
一方「ピラフ」は、フランス発祥の料理でご飯を炊く前の生米を利用して調理します。あくまでも「生米」を使い、炊きあがったご飯や冷凍庫で保存したものは利用しません。もし、生米を利用しないのであれば、それはピラフとはいえません。
レシピとしては、生米と一緒にニンジンや玉ねぎなどの具材を入れて、しっかりと炒めていきます。そこに、スープを入れます。すると、生米がスープを吸って、柔らかいご飯へと変化します。
ピラフとチャーハンとの大きな違いはここにあり、チャーハンは基本的に「米がパラパラしている」ものをイメージしますが、ピラフは炊き込みご飯のようなしっとりとした仕上がりになります。
最後に「焼き飯」ですが、関東地方ではチャーハンのことを昔は焼き飯と言っていたようですが、実は違います。
焼き飯は、日本の関西が発祥の地とされています。フライパンの上で炒めるというよりも、鉄板の上で具材を焼くイメージで混ぜるため、焼き飯と呼ばれています。
つまり、焼き飯は鉄板文化の中で生み出された料理で、今でも関西のお好み屋さんでは注文すればご飯を鉄板で焼いてくれます。最近ではご飯と細かくした面を混ぜて焼く「そばめし」が主流のようです。