ハムとベーコンの違い
ハムもベーコンもどちらも同じ豚肉を使った食品です。しかし、ハムエッグとベーコンエッグを食べ比べれば、両者の違いは、味やコクや風味、脂肪などこの違いは歴然としていますね。
味わいや食感が全く違うハムとベーコンは、製造方法が明らかに違います。
まず、ハムは基本的には豚のもも肉を使います。ハム(ham)訳すと「もも肉」のことですので、海外でハムと言えば、もも肉です。
スーパーなどで売られている薄いハムはほとんどがロースハムですが、これは日本で生み出された日本独自のものです。
その他もも肉やロース肉以外にも、肩肉で作るものを「ショルダーハム」、骨が付いたままの「骨付きハム」、骨を取り除いて加工した「ボンレスハム」があります。
ハムの作り方は、豚肉の塊を塩漬け→熟成→燻製→ボイルという工程になっています。
一方「ベーコン」は、豚肉のバラ肉が主に使われています。ベーコン(Bacon)も訳すと
「バラ肉」という意味があります。
ベーコンの作り方は、豚肉の塊を塩漬け→熟成→燻製という工程になっています。ハムと違って「ボイル」工程がないので、かなりの脂肪が残ったままです。そのためベーコンに火を通すと美味しい油が染み出てくるので、ベーコンエッグなどではその油がいい味を指しますね。