「元旦」と「元日」の違い

「元旦」と「元日」、一見同じような意味に思えるこの2つの言葉ですが、実はその意味は全く同じわけではありません。

まずは元旦ですが、「元日の朝」のことです。元旦の「旦」という字は、太陽を表す「日」と地平線を表す「一」から成り立っているのですね。

一方、「元日」は1月1日ののことを言います。

というわけで、「元日」は、1月1日の“1日”を、「元旦」は1月1日の“午前中”を指すこととなります。

元旦の文字を使うときって、ほとんど年賀状ですね。郵便局では1月1日の午前中に年賀状の配達をしています。つまり年賀状を出すときに、郵便局が指定した期日までに投函すれば「元旦」の文字が使えるわけです。

もし投函が遅れてしまい、1月2日以降に届く可能性がある場合には、「令和○○年正月」や、「令和○○年初春」などとする方が良いと言われています。