これってナニ?この違いはナニ?素朴な疑問を解決!

赤っぽい味噌の「赤味噌」「赤だし」「八丁味噌」の違いは?

赤っぽい味噌の「赤味噌」「赤だし」「八丁味噌」の違いは?

料理のレシピを見ていると、「赤味噌」とか「赤だし」あるいは「八丁味噌」が出てくることがありますね。でもこの味噌の違いがよくわからないなんてことありませんか?

 

まず「赤味噌」ですが、単純に「赤っぽい」味噌のことです。白っぽい味噌(白味噌)との比較に色で表しています。仙台味噌や八丁味噌など赤味噌に分類されます。

 

では、この赤味噌に分類される「八丁味噌」はというと、元々は愛知県岡崎市にある岡崎城から八町(約800m)離れた八丁村で作られた味噌をその村の名前を冠して八丁味噌と呼び始めたのが起源とされている。

 

八丁味噌の製法は、大豆と塩のみを原料に、大きな杉桶に仕込み、天然の川石を山のように積み上げて重石とし、天然醸造で2年以上の間熟成させます。味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴です。

 

そして最後に「赤だし」です。赤だしは、豆味噌に米味噌や調味料(だし)を加えた調合味噌のことです。

 

赤だしは主に東海地方で使用されている味噌です。特に名古屋では、「味噌かつ」、「味噌煮込みうどん」、「味噌おでん」等、赤だしや赤味噌を使用した名古屋めしと呼ばれる料理が有名です。

 

全国どこでも「赤だし」が食されているのは「なめこ汁」ですね。このなめこ汁は単に「赤だし」と呼ばれることもあります。食堂なので「赤だし」とメニューを注文すれば、「なめこ汁」が出てくることがほとんどだと思います。

赤だしを使った「なめこ汁」

八丁味噌を使った「味噌煮込みうどん」

 

 

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